トンボ配管の基礎知識
配管の知識として、VP管とセットでえておきたいのが「トンボ配管」という言葉です。
トンボ配管とは、T字型の継手(チーズ)を使い、左右から来た排水が真ん中でぶつかって合流するような形、あるいは一本の管から左右にT字に分岐する形を指します。
見た目が「トンボ」の形に似ていることからこう呼ばれています。
トンボ配管が引き起こすトラブル
プロの現場では、排水配管でこの「トンボ配管」を行うことはタブーとされています。その理由は主に3つあります。
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激しい「詰まり」の原因になる
左右から流れてきた排水が正面衝突するため、流れがせき止められてしまいます。そこにゴミや汚れが溜まり、あっという間に詰まりを引き起こします。
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「封水切れ」による悪臭の発生
水のぶつかり合いで配管内の気圧が急激に変化し、トラップに溜まっている水(封水)を吸い出してしまうことがあります。その結果、下水の臭いが室内に上がってくる原因になります。
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スムーズな排水を阻害する
合流地点で水がスムーズに流れないため、流れが悪くなり、ボコボコといった異音(封水音)が発生しやすくなります。
正しい方法は「Y字」での合流
排水を合流させる場合は、トンボのようなT字ではなく、「Y字(45度合流)」の継手を使うのが鉄則です。
流れの方向を揃えて合流させることで、VP管の「内壁が滑らか」というメリットを最大限に活かすことができます。