VU管の基礎知識
住宅の配管工事やリフォームを検討していると必ず耳にする「VU管」。
「VP管と何が違うの?」「どっちを選べばいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、一般住宅のリフォームでも頻繁に使用されるVU管(薄肉塩化ビニル管)のメリットや注意点について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
VU管の主な特徴と3つのメリット
VU管の最大の特徴は、VP管に比べて「壁の厚みが薄い」ことです。
この薄さが、施工現場では大きなメリットとなります。
- 1. 軽量で施工性が高い
管自体が軽いため、職人の持ち運びやカットなどの加工が容易です。
作業がスムーズに進むため、結果としてリフォームの工期短縮にもつながります。
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2. コストパフォーマンスに優れている
使用されている樹脂の量がVP管より少ないため、材料費を安く抑えることができます。
大規模な配管引き直しなどでは、全体の工事費用を節約する大きなポイントになります。
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3. 排水がスムーズに流れる
外径(見た目の太さ)がVP管と同じでも、壁が薄い分だけ「内径(中の広さ)」がわずかに広くなります。
これにより、排水の流動性が高まるという特性を持っています。
リフォームでの活用シーンと注意点
VU管はどこにでも使えるわけではありません。その特性を活かせる最適な場所があります。
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主な活用場所:戸建ての2階以上の排水管
大きな圧力がかからない一般住宅の排水立て管などに最適です。
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注意点:衝撃には弱い
壁が薄いため、外部からの衝撃や圧力にはVP管ほどの強度がありません。例えば、「駐車場など車が通る場所の下」への埋設には不向きです。
荷重がかかる場所には、より強固なVP管を選択するのが一般的です。
まとめると、VU管は「適材適所」で選ぶことで、コストを抑えつつ効率的なリフォームを実現できる優れた配管資材と言えます。
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